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0 仔鳥の詩

仔鳥は詩う
小さな小さな仔鳥は詩う
小さな仔鳥は大きな声で詩う
仔鳥の詩が聞こえるか
あの
微かに響く
仔鳥の詩が聞こえるか
詩え
その喜びを
詩え
その哀しみを
その怒りを
全ての感情のありのままに

仔鳥の詩

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もう二週間近くiPodなしでしたが、
 帰ってきました!!iPod!!
しかも新品で!!
 とりあえず外に持ち出す前に保護ケースを買ってあげたいと思いますw

あーバイトしないと金がないぜよorz

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3
ガッシャ――――――ン!!!

派手に音を立てて祐紀の車いすはその病室に突っ込んだ

車いすは転倒し、その車輪はからからと回している。
 祐紀は病室の窓側に投げ出されていた。
「っ痛ー」
頭をさすりながら上体を起こすと、この病室の主であろう少女が、腰を抜かして呆然としていた。
「えと、ごめん。すぐ、出て行くから」
そういって祐紀は這いずりながら車いすを起こす。
 しかし、少女はその祐紀を逃さないかの如く病室の扉を閉めていた。
「あなた、何か悪いことをしたんでしょ?だから追いかけられてた。違う?」
少女は祐紀を見ながら無表情でそう言った。
「まぁそんなところかな」
そういって祐紀は車いすに乗り込む。
 そして少女の前まで車いすを移動させる。
「びっくりしただろう? ごめんね、すぐ出てくから。今みつかると、君にも迷惑がかかる。」
「見つからないわ。この部屋は誰も探さないもの」
少女はやはり無表情で言った。
「? どういうこと?」
思わず聞き返す。扉が閉じられた部屋はカーテンから漏れる薄明かりを除けば完全な漆黒だった。
「どうだっていいでしょう? あなたには関係ない」
少女はタシタシと白杖をついてベッドに潜り込む。
 その姿から祐紀はあることに気がついた。
「目が見えないの?」
「……」
少女は答えなかった。
 そのまま沈黙が続く。
しかし、祐紀がその沈黙を破る。
「僕は祐紀、神城祐紀。君の名前は?」
「新名弥栄」
弥栄はぽつりと答えた。
そして再び沈黙が始まる。

気がつくと日が傾き、夕方になっていた。
「そういえば、今何時?」
弥栄が唐突に聞いた。
 祐紀は「えぇと……」と言いながら辺りを見回す。
「ごめん、時計持ってないんだ。でもとりあえず夕方だよ」
と、答えた。
「そ、じゃぁそろそろタイムアップね、祐紀君」
意味深なその言葉。祐紀はしばし考え込むがすぐに意味を理解する。

コンコン

「新名さん。夕食の時間……てあら、あなたは?」
夕食を運んできた弥栄の担当の看護師。
 そして、祐紀と目が合う。
「君……もしかして402号室の神城君?」
そして弥栄の夕食を弥栄の前に置くと、祐紀の車いすを押し始める。
「担当の下川さん、心配してたぞー」
そう言いながら、部屋を出ようとする。
そのすれちがいざまに弥栄が小さな声で呟いた。
「また来てね。」
祐紀はその手にそっと触れて、部屋を後にした。

4
その後、弥栄は暗い病室でずっと考え事をしていた。
(人間なんか嫌い。声を聞くのも嫌だ。でも……)
(彼は……祐紀は平気だった。なんでだろう。)
ずっととまどっていた。
 弥栄が人と会話をするのはもう何ヶ月ぶりだった。
弥栄は何も映さない瞳で、じっと自分の手を見つめた。
(暖かかった。祐紀の手。なんでだろう? 手だけじゃなくて、心もあったかい)
夕日は沈み、夜になる。電気もつけないこの部屋は漆黒となり、少女をぼんやりと照らすのは音楽プレイヤーの液晶。
 弥栄の耳の中で壮大に響くオーケストラ。
ソレを聞きながら弥栄は今更ながらに(そういえば、このクラシックを創ったのも演奏したのも人間だったな……)と思った。
 その夜の夢は弥栄が一番嫌いだった夢。
 まぶたに映し出される過去の光。彼女が光を失ってからも、彼女の体は光を覚えている。夢はその頃の映像を映し出していた。
 その中に祐紀が出てくる。
だが彼の姿は黒塗りで、声だけが鮮明だった。
 (祐紀、明日は来るだろうか……)
鮮明なのに不鮮明なその映像は、あまり弥栄を不快にはさせなかった。

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 でゎ


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今日が10月4日で、step!!conが10月8日ですから……後5日ですねー
 何を隠そう不祥JEIKJEIL、コンベGM初体験!!
いろんな不安が拭えない状態です。
一応LUDENSの仲間も来てくれるし、テストプレイなんかもそれなりにこなしたから
きっと大丈夫……です きっと。
しかもこれが終わったらすぐさまJL.con#11ですよ。
 こっちではナイトウィザード2ndをやることになりました。
他にはアリアンロッドやデモンパラサイトなんかも立つかもしれません。
まぁともかく、step!!conは予約の方もういっぱいみたいですけど、
12月のJL.con共々よろしくお願いします♪

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