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そこは、エリンディル大陸の南西端にある、地図にも載らないくらい小さな島
そこは、人が寄りつかず、彼らにとっては正に楽園と呼ぶにふさわしかった。

「……ギルッ……ギルギルッ……」
ギョロギョロとした目
「ギルギルッ……ギルギルッ……」
手足には立派な水かき
鱗に覆われた外皮
「……ギルゥ……ギルルッ……」
大陸では最もポピュラーとも言われる魔物
一言で示すなら魚人という表現になる。
そう ここは
彼らギルマンの島……

1
※ここからの会話文は全てギルマンの言葉を人間の言葉に置き換えてあります。
ギルマンの島……正確な名前は分からない。だが、少なくとも彼らはそこをそう呼んだ。
 この島の浜辺に打ち上げれられた一匹のギルマン。周りを島のギルマン達が取り囲む。
「……おい、なんだコイツは」
「わからない。でも、この島のギルマンじゃないな」
「生きてるのか?」
「まだ息があるみたいだ」
ギルギルとギルマン達が騒ぎ始める。
 結局このギルマンは代表してウォーラルという名のギルマンが預かることとなった。

「やれやれ、独り身だと思って面倒事押しつけやがって……」
文句を吐きながらウォーラルはその正体不明のギルマンを自分の寝床に横たえさせると、濡らした手ぬぐいを額に置いてやる。
そのまま彼の横に座り、ぼんやりとしていた。
「……ん……んー……」
しばらくすると、気がついたのか正体不明のギルマンがうめき声を漏らす。
「んぁっ、っぶしぃな……」
「ぉ、目が覚めたか。アンタ」
すると彼は辺りをきょろきょろ見回したり、自分の手をじっと見つめたりして、言った。
「俺……一体……」
ウォーラルは彼に状況を説明してやった。
「浜辺に打ち上げられてたのさ。そこを俺が保護したってことよ。」
「はい、ありがとうございます……って――」
彼は寝床から飛び退くと思いっきり後ずさった。
「ギ、ギ、ギギギ、ギルマンが……喋った?!?!」
彼は相当驚いているようだった。
「当たり前じゃないか。てゆーか、アンタもギルマンだろ、鏡見てみ」
と言いながら彼を全身鏡の前に立たせる。
「……ホントだ……何で?」
どうも事情がありそうだと判断したウォーラルは彼が落ち着いてから話を聞いてみることにした。
 彼が落ち着いたのを見計らってウォーラルは食堂に彼を通した。
「で、どうゆうこった。ちなみに俺はウォーラルだ」
「ぁ、はい……ぁ、俺はエティルです」
そうして、そのエティルと名乗った謎のギルマンは、自分のいきさつを話し始めた。

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