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その日、エティルはエリンディル大陸の北東端にある街にいた。
エティルは元々ヒューリン族のファイターで、ギルド『碧い海の瞳』のギルドマスターでもあった。
その日、街では例年に類を見ない大嵐となっていて、エティル達は宿屋を一歩も出られずにいた。
「エーティールー暇~」
そういってテーブルに突っ伏しているのはヒューリン族でシーフのミーナ
「といっても、こんな嵐じゃ外は出歩けないし、宿屋の中で騒ぐわけにも行かないだろ」
その向かいに姿勢を正して座っているのはエルダナーン族でメイジのクライン
エティルのギルドはこの3名が構成員だった。
「季節とはいえ、こんな大嵐なんてねぇ……宿が飛ばされなければいいけど……」
宿屋の主人が奥から出てきて、そんなことを言う。
「縁起でも無いこと言わないでくださいよ、マスター」
そういいながらエティルは窓の外を見る。
まだ昼なのに外は暗く、風や雨が始終窓を叩いて、ガタガタと激しい音を立てていた。
ガタンッ――
不意に扉が開く。
ごうごうと宿屋の中に雨風が入り込み、同時に扉を開けた主であろうソイツが入り込んできた。
「……」
そいつは何とも不気味な奴だった。
全身黒ずくめ、顔も薄い布で隠していて、目だけがギロギロと輝いていた。
・
・
・
「……で?」
「……で、気がついたらここに……」
エティルは申し訳なさそうな顔をしている。恐らく自分でも整合性がとれないのだろう。
「んーまぁいいか。何があったか、また何が起こったかは知らないが、今のアンタは流れ着いたギルマンだ。困ったことがあったら言いな。それなりには何でもしてやる。」
ウォーラルはそう言うと外に出て行った。
その日、エティルはエリンディル大陸の北東端にある街にいた。
エティルは元々ヒューリン族のファイターで、ギルド『碧い海の瞳』のギルドマスターでもあった。
その日、街では例年に類を見ない大嵐となっていて、エティル達は宿屋を一歩も出られずにいた。
「エーティールー暇~」
そういってテーブルに突っ伏しているのはヒューリン族でシーフのミーナ
「といっても、こんな嵐じゃ外は出歩けないし、宿屋の中で騒ぐわけにも行かないだろ」
その向かいに姿勢を正して座っているのはエルダナーン族でメイジのクライン
エティルのギルドはこの3名が構成員だった。
「季節とはいえ、こんな大嵐なんてねぇ……宿が飛ばされなければいいけど……」
宿屋の主人が奥から出てきて、そんなことを言う。
「縁起でも無いこと言わないでくださいよ、マスター」
そういいながらエティルは窓の外を見る。
まだ昼なのに外は暗く、風や雨が始終窓を叩いて、ガタガタと激しい音を立てていた。
ガタンッ――
不意に扉が開く。
ごうごうと宿屋の中に雨風が入り込み、同時に扉を開けた主であろうソイツが入り込んできた。
「……」
そいつは何とも不気味な奴だった。
全身黒ずくめ、顔も薄い布で隠していて、目だけがギロギロと輝いていた。
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「……で?」
「……で、気がついたらここに……」
エティルは申し訳なさそうな顔をしている。恐らく自分でも整合性がとれないのだろう。
「んーまぁいいか。何があったか、また何が起こったかは知らないが、今のアンタは流れ着いたギルマンだ。困ったことがあったら言いな。それなりには何でもしてやる。」
ウォーラルはそう言うと外に出て行った。
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