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1
ここはきっとどこかにある竹やぶ
その中に1つ、うさぎの家がありました。
1ひきのうさぎがきもちよさそうにねています。
「ひーなーたー。ひーなーたー? 」
そのうさぎをよぶ声がきこえます
声をだしていたうさぎの名前は『よう』。げんきな男の子うさぎです。
「……むにゃむにゃ、うるさいなぁ」
そして今起こされているのが『ひなた』かわいい女の子うさぎです
二人はとてもなかよしでいつもいっしょにいるのです。
「ひなた、遊びに行こう。」
「いいわよ、どこへ行こうか? 」
ようがいつものようにひなたをさそって遊びにでかけるのです。
「竹やぶの外に行ってみようよ、ひなた 」
ようが言いました。
「だめよ。竹やぶの外はこわいところだって、わたしのお母さんが言っていたもの」
ひなたはしんぱいそうな顔をしました。
「だいじょうぶ、ちょっと行ってすぐに戻ってくればいいんだよ」
そういってようがぐいぐい引っぱるので、ひなたはしかたなく、ついていきました。
「あらあら、どこへ行くのかしら」
そのとき、ひなたの家からひなたのお母さんが出てきました。
「ちょっと遊びに行くの」
ようが元気に答えました。
「そうなの、それじゃぁお弁当があるからもっていきなさい。あと気をつけて遊ぶのよ」
そういってひなたのお母さんは2ひきぶんのお弁当をくれました。
お弁当をもらった2ひきは元気よく、竹やぶをかけていきました。
2
2ひきは竹やぶの端っこまでやってきました。
そこにはおじさんうさぎがいて、見張っているようでした。
「こわそうなおじさんがいるから、外はあきらめましょう。」
ひなたが言いました。でも、ようはなっとくできません。
ようはおじさんをせっとくしてみることにしました。
「おじさんはここでなにをしているの? 」
「ここでお仕事をしているのさ。大事なお仕事なんだよ」
「何のお仕事をしているの? 」
「きみみたいないたずらうさが竹やぶを抜け出さないように見張っているんだ」
おじさんはそういってようをシッシッと追い払ってしまいました。
だんだんおなかがすいてきたので二人はお弁当を広げました。
にんじんやたくさんのおいしいものがお弁当には入っていました。
「どうしよっか、ひなた。」
お弁当を食べながら、ようはひなたに聞きました。どうやらまだあきらめてはいないようです。
「あきらめて、竹やぶの中で遊ぼうよ。おじさんが見張っているから外には出られないよ」
ひなたは最初からきょうみが無かったふうに言いました。
「そうだね、きょうはあきらめて、別の方法をかんがえよう」
ようもなっとくしたようでした。
そしてその日二人は竹やぶの中でいろいろなことをして遊びました。
二人で追いかけっこをしたり、たけのこ探しをしたり、竹のぼりなんかもしました。
すっかりあたりが暗くなるまで遊んで、二人は家にかえったのでした。
---to be continued---
ここはきっとどこかにある竹やぶ
その中に1つ、うさぎの家がありました。
1ひきのうさぎがきもちよさそうにねています。
「ひーなーたー。ひーなーたー? 」
そのうさぎをよぶ声がきこえます
声をだしていたうさぎの名前は『よう』。げんきな男の子うさぎです。
「……むにゃむにゃ、うるさいなぁ」
そして今起こされているのが『ひなた』かわいい女の子うさぎです
二人はとてもなかよしでいつもいっしょにいるのです。
「ひなた、遊びに行こう。」
「いいわよ、どこへ行こうか? 」
ようがいつものようにひなたをさそって遊びにでかけるのです。
「竹やぶの外に行ってみようよ、ひなた 」
ようが言いました。
「だめよ。竹やぶの外はこわいところだって、わたしのお母さんが言っていたもの」
ひなたはしんぱいそうな顔をしました。
「だいじょうぶ、ちょっと行ってすぐに戻ってくればいいんだよ」
そういってようがぐいぐい引っぱるので、ひなたはしかたなく、ついていきました。
「あらあら、どこへ行くのかしら」
そのとき、ひなたの家からひなたのお母さんが出てきました。
「ちょっと遊びに行くの」
ようが元気に答えました。
「そうなの、それじゃぁお弁当があるからもっていきなさい。あと気をつけて遊ぶのよ」
そういってひなたのお母さんは2ひきぶんのお弁当をくれました。
お弁当をもらった2ひきは元気よく、竹やぶをかけていきました。
2
2ひきは竹やぶの端っこまでやってきました。
そこにはおじさんうさぎがいて、見張っているようでした。
「こわそうなおじさんがいるから、外はあきらめましょう。」
ひなたが言いました。でも、ようはなっとくできません。
ようはおじさんをせっとくしてみることにしました。
「おじさんはここでなにをしているの? 」
「ここでお仕事をしているのさ。大事なお仕事なんだよ」
「何のお仕事をしているの? 」
「きみみたいないたずらうさが竹やぶを抜け出さないように見張っているんだ」
おじさんはそういってようをシッシッと追い払ってしまいました。
だんだんおなかがすいてきたので二人はお弁当を広げました。
にんじんやたくさんのおいしいものがお弁当には入っていました。
「どうしよっか、ひなた。」
お弁当を食べながら、ようはひなたに聞きました。どうやらまだあきらめてはいないようです。
「あきらめて、竹やぶの中で遊ぼうよ。おじさんが見張っているから外には出られないよ」
ひなたは最初からきょうみが無かったふうに言いました。
「そうだね、きょうはあきらめて、別の方法をかんがえよう」
ようもなっとくしたようでした。
そしてその日二人は竹やぶの中でいろいろなことをして遊びました。
二人で追いかけっこをしたり、たけのこ探しをしたり、竹のぼりなんかもしました。
すっかりあたりが暗くなるまで遊んで、二人は家にかえったのでした。
---to be continued---
3
空が夕焼けで紅く染まり、教室から喧騒が消え、
志藤は一人になった。
一人、教室に入る
教室の中は二人になった。
二人目――蔵野は志藤に声をかける。
毎日の繰り返しのはずだった。
「志藤君って、部活とか入らないの?」
その日の蔵野の一言目はその言葉だった。
志藤の席の横に立つのではなく、前の席に椅子を逆さにして座り、志藤と向かい合っていた。
「……部活?」
その日は眠そうに突っ伏していた志藤が声を上げる。
蔵野の問いかけに、志藤は初めて答えていた。
「そう、部活。私は委員会のお仕事があるからやってないけど、志藤君いつもこの時間、何もしてないみたいだし。どうかな?って思ったんだけど」
志藤はしばらく黙っていた。
しかし、今日の蔵野は中々そこを去ろうとはしなかった。
しきりに「どうかな?」を繰り返す蔵野。
ついに志藤が根負けして返答をした。
「……考えとく。それはそうと―― 」
今度は志藤から蔵野へ、問いかけがされた。
「委員長は何でそんなに俺のこと気にすんの?」
蔵野はしばし呆然としたが、すぐに微笑みながら言った。
「気になるからだよ。いつも一人でいる君のことが」
そう言うと少し恥ずかしくなったのか、蔵野は赤くなって顔を背けてしまう。
「……」
しばしの沈黙。
そのスキに太陽は遠く西の彼方へと沈み、星が瞬きはじめる。
「じゃぁ、俺帰るから」
そう言って志藤は、そそくさと教室を出て行った。
蔵野はもうしばらく教室にいたが、やがて何かを思い出したかのように、急いで教室を出て行った。
---to be continued---
空が夕焼けで紅く染まり、教室から喧騒が消え、
志藤は一人になった。
一人、教室に入る
教室の中は二人になった。
二人目――蔵野は志藤に声をかける。
毎日の繰り返しのはずだった。
「志藤君って、部活とか入らないの?」
その日の蔵野の一言目はその言葉だった。
志藤の席の横に立つのではなく、前の席に椅子を逆さにして座り、志藤と向かい合っていた。
「……部活?」
その日は眠そうに突っ伏していた志藤が声を上げる。
蔵野の問いかけに、志藤は初めて答えていた。
「そう、部活。私は委員会のお仕事があるからやってないけど、志藤君いつもこの時間、何もしてないみたいだし。どうかな?って思ったんだけど」
志藤はしばらく黙っていた。
しかし、今日の蔵野は中々そこを去ろうとはしなかった。
しきりに「どうかな?」を繰り返す蔵野。
ついに志藤が根負けして返答をした。
「……考えとく。それはそうと―― 」
今度は志藤から蔵野へ、問いかけがされた。
「委員長は何でそんなに俺のこと気にすんの?」
蔵野はしばし呆然としたが、すぐに微笑みながら言った。
「気になるからだよ。いつも一人でいる君のことが」
そう言うと少し恥ずかしくなったのか、蔵野は赤くなって顔を背けてしまう。
「……」
しばしの沈黙。
そのスキに太陽は遠く西の彼方へと沈み、星が瞬きはじめる。
「じゃぁ、俺帰るから」
そう言って志藤は、そそくさと教室を出て行った。
蔵野はもうしばらく教室にいたが、やがて何かを思い出したかのように、急いで教室を出て行った。
---to be continued---
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