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「ノコリキョリ、オヨソ4000」
「エイセイキドウジョウニテタイキ」
「サキホドシュウシュウしたサンプルハドウナッテイル?」
「カイセキチュウ……ナンコウガヨソクサレル」
「チキュウ……カナラズワレワレノモノニ……」



――耳に付く機械音が辺りに響いていた。
――銀色の台に一人の青年が横たえられている
――青年は、名を柊蓮司と言う
――そして、柊蓮司が目を覚ますと
――そこには、無限の大宇宙が広がっていた

「なんっっっっっっっっじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」


NightWizard 二次創作SS「インベイド・エイリアン」

1
一面悪趣味な程に輝く銀色の部屋。
部屋に扉とおぼしきモノは無く、窓は円形のものが一つだけあった。
窓の外は真夜中なのか暗い。しかし部屋の中は照明器具も見あたらないのに明るかった。
まるで、部屋全体が発光しているかのように……
そして、そんな不思議な部屋に
柊蓮司は、いた。

「一体どうなっているんだ?俺は確かに自分の部屋で寝ていたはずなのに……」
部屋の中央にある、やはり銀色に輝く台。そこに横たえられていた所為か、体の節々が痛むようだった。
柊は体を適当にほぐしながら辺りを見回す。
そして、一つだけあった窓をのぞき込む。
そこには一面の星空。今日は満月なのか、遠方で輝く月、そして……
「――なるほど。地球は蒼かった……か」
そこにはこれでもかと美しい地球の姿があった。
「……宇宙……?」
柊がそう呟いた瞬間。彼の踏みしめていた床が、突如、抜けた。
「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」

2
その日、アンゼロットは苛立っていた。
「柊さんはまだみつからないんですか?」
その苛立ちを隠すように、紅茶を口にする。
しかし、その眉間には深い皺が刻まれたままだった。
「アンゼロット様。何度探しても、この地球上に、柊蓮司の姿はありません。」
ロンギヌスの一人が報告に入る。
アンゼロットはゆっくりとティーカップをテーブルにおき、彼に向き直る。
「では、地球以外の場所を探しなさい。裏界でも、月でも。」
「は、かしこまりました。」
うやうやしく礼をすると、その隊員は走ってその場を去る。
「全く、なんでこんなときに……」
そう呟くと、アンゼロットは見えないほどに高い天井を見上げたのだった。

---to be continued---

というわけで、予定より遅れて開始させていただきます。
二次創作「ナイトウィザード 『インベイド・エイリアン』」
これは私がJL.con#11~トイボックス~で立てさせていただいたシナリオを改変し、
柊蓮司を始めとしたおなじみのキャラクターで再編しているものです。

該当シナリオを遊んだことがある方でも、もちろんそうでない方も楽しんでいただければなぁと思います。

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