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「……で、だ」
蓮司は紅い月の下であぐらをかいて座り込んでいた。
そして、その傍らには 一頭の 牛。
「もー」
牛が一声鳴く。
そう、この牛こそが蓮司の新たなパートナーであった。
「こいつの何処が『魔物』なんだぁぁぁぁぁ!!! 」
とりあえず叫ぶ蓮司。
 そう、今柊蓮司は『魔物使い』というウィザードになったのだ。
「はわ~?可愛いよーこの牛さん」
くれははすっかり蓮司の牛と仲良しだった。
「ももー」
牛も暢気な声で鳴く。
そこに、

シャシャシャ――

空気漏れの様な叫びを上げて、骸骨の大群が押し寄せて来たのだ。
骸骨達はしゃかしゃかと押し寄せると、あっという間に蓮司とくれはを取り囲む。
「ちっ、魔器――は無いから行け!牛!!」
「も――!!」
ドドドドドドドドドド――
蓮司の命令と共に突っ込む牛が骸骨達をいとも簡単に吹き飛ばしていく。

あっという間に骸骨の大群は居なくなり、後には一頭の牛が残るのみだった。
「……」
蓮司は言葉を失っていた。
「はわゎ~すごいねぇ……」
くれはも呆然としていた。
「これならもう魔物使いとしてやっていけるんじゃない? 」
そういいながら蓮司の肩に手を置く。
すると
「あぁぁぁぁぁ!!!」
突然蓮司が叫ぶ。くれははびっくりして飛び退った。
「何何? どしたのー」
「魔剣、俺の魔剣あったぁぁぁぁ。」
どうやら骸骨の一人が持っていたようだ。
しかし、その剣は、牛の一撃により、

ポッキリと折れていた。

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