×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
前話はコチラ
9
春野の言葉を理解するのに、志藤は少々の時間をかけた。
「……ごめん、もう1回言って貰える?」
場所はまだ星占術部の部室。
春野と志藤の二人は向かい合ったままだ。
「聞こえなかったかな……。あ、これを渡せば分かる?」
そういって春野は自身のカバンをがさごそと漁り、そこから一枚の紙を取り出した。
志藤はそれを咄嗟に払いのける。
その『入部届』と書かれた紙が宙を舞う。
「いや、ごめん。部活とか、興味無いから」
少し重苦しい沈黙。志藤は無言で立ち上がった。
「それじゃぁ。」
そう言って部屋を出る志藤。
春野は倚子に座ったまま微動だにしなかった。
がちゃん、と扉の閉まる音。
再び、室内に沈黙が流れる。
たった一人の部室で、春野はぽつりと呟いた。
「絶対に……逃がさないんだから……」
---to be continued---
9
春野の言葉を理解するのに、志藤は少々の時間をかけた。
「……ごめん、もう1回言って貰える?」
場所はまだ星占術部の部室。
春野と志藤の二人は向かい合ったままだ。
「聞こえなかったかな……。あ、これを渡せば分かる?」
そういって春野は自身のカバンをがさごそと漁り、そこから一枚の紙を取り出した。
志藤はそれを咄嗟に払いのける。
その『入部届』と書かれた紙が宙を舞う。
「いや、ごめん。部活とか、興味無いから」
少し重苦しい沈黙。志藤は無言で立ち上がった。
「それじゃぁ。」
そう言って部屋を出る志藤。
春野は倚子に座ったまま微動だにしなかった。
がちゃん、と扉の閉まる音。
再び、室内に沈黙が流れる。
たった一人の部室で、春野はぽつりと呟いた。
「絶対に……逃がさないんだから……」
---to be continued---
PR
この記事にコメントする
最新記事
(11/18)
(11/15)
(11/03)
(10/18)
(10/07)
カレンダー
05 | 2025/06 | 07 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |
カウンタとパーツ
カテゴリー
ついったー
ブロペとバナー
バナー広告は特にないよ!
最新トラックバック
プロフィール
HN:
過激派唐辛子
性別:
非公開
ブログ内検索