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前話はコチラ

8
朝から変なことがあった日の放課後。
放課後の時間は夜となり、人はいそいそと夜闇から逃げるように帰って行く。
 その日の志藤はいつもの教室ではなく、部室棟と呼ばれる、離れの校舎の廊下を歩いていた。
「この3桁……多分、この校舎の部屋のことなんだよな……」
今朝、あの少女から手渡された紙に記されていた3桁の数字。
その数字と同じ番号の振られた部室は、校舎の2階の一番隅にあった。
 他の部屋と同じように部の名前の記されたプレートがかけられている
「……星占術部……」
普通ではないその部の扉を開けるか否か志藤がためらっていると、不意に後ろから声を掛けられた。
「やっぱり来てくれたんだね。やっぱり私達は惹かれ合ってるんだね」
志藤が振り向くと、今朝会ったあの少女がそこにいた。
 志藤は少女に星占術部に通された。少女は『春野 蕗拿(はるのふきな)』と名乗り、改めて学年が2年であること等を告げた。
「それで、本題に入るのだけど。」
部室の中は星の巡り表や、怪しげな水晶玉などが転がり、窓を黒いカーテンが覆っていた。
 その中で不釣り合いなくらいに蛍光灯が白々と部屋を照らしている。
そして、春野と志藤は備え付けのパイプ倚子で、向かい合わせに座っていた。
「私の志藤君の出会い。そして、今日志藤君がここに足を運んでくれたこと。これらを総合するとね……」
少しだけ、蛍光灯がチラつく。
 数秒の間、沈黙が部屋を埋める。
じっくりと溜めを作った春野の口が開く
「あなた、志藤君は星占術部に入らなければならないのよ」
---to be continued---

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というわけで、いつの間にか出ていたGoogleChrome(通称ググローム)の最新版の話題。
ググロームのダウンロードはコチラ
まぁJEIKJEIL的には『ネトゲ中にページ閲覧できない』というネトゲ廃人には致命的なバグが直っていたことに感動しました。
ところでこのググローム、テキストボックス内の文字が小さくて見づらいなーと思ったことありませんか?
これは初期設定において固定幅フォントのフォントサイズが小さい為に発生しているもののようです。メニュー→オプション→詳細設定→フォントや言語を変更 で設定できるみたいです。
IE向けのスタイルシートを正しく読み込めないのは火狐さんとオナジク仕様ですよね。
さよならIE。これからはググロームさんと行くわ……
そんな感じです。
ところでさっさとSS書けよっwて言われたりもしてますが
今度暇があったらJEIKJEILが個人的に各ブラウザの性能を計る会が実施される予定です。

本気で価値あるものを作ってちょっと大学の教授にも見て貰ったりするつもりなので、期待してみてくださいw

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というわけでJEIKJEILです。
今期SW2.0のキャンペーンを立てるにあたり
キャラクターシート自作してみたんですよ。
使い勝手は、ちょっと書き込む欄が小さなかなー、とは思いますが
そんなに問題とかは無いと思います。
ダウンロードして使ってみたい方は
一応利用規約のトコを読んでから使ってくださいな。
みてくれは↓なカンジ 縮小してて画像なのでこれ印刷すると使い物になりませんよ?w

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前話はコチラ

7
 次の日、月曜日。
この日、志藤は部屋のカレンダーをひとつめくった。
いつもと同じ時間に家を出る。
しかし、空は日を追う毎に暗くなっていた。
季節は秋を越え、冬になろうとしていた。

 それでも、その日も教会の門は開かれていた。
しかし、いつもと何かが違っていた。
かすかにオルガンの戦慄が聞こえるのだ。
聖歌の練習の日では無いし、ましてや時間が早すぎる。
何より、流れている曲はミサでは無く――

「主よ人……?」

先日、少女と出会った時に志藤が弾いていた、滑らかな音階の曲。
『主よ、人の望みの喜びよ』だった。
教会の扉を開け、中に入る。
パイプオルガンから流れる荘厳な響きが志藤の耳に飛び込んだ。
 そして――その弾き手は

昨日の、不思議な少女だった。

 演奏が終わり、少女が振り向く。少女は志藤の通う高校の制服を身につけていた。
そのブレザーの胸元にある、学年で色分けがされたバッジは、緑。つまり志藤の一つ上だった。

 少女は柔らかな微笑を浮かべ、ゆっくりと口を開いた。
「また会ったね、キミ。やっぱり運命なのかな?」
志藤は少しだけ呆然としていたが、会話を試みる。
「おまえ……いやあなたはここで何を? どうして、この時間に、ここにいるんですか? 」
上級生であることを自然と意識して、やや口調を敬語気味に修正しながら問う。
「この時間、この場所で僕と会うことは、偶然では為し得ない。普通、ウチの学校の生徒はこんな時間に、こんなところには来ないでしょう?」
しかし、少女は微笑みを絶やさないまま言った。
「運命、と言ったでしょ? 私は、昨日あなたに出会った。その瞬間に、今日あなたと私が出会うことは運命によって決められたの。」
そして、オルガンの倚子から降りる。少女は志藤の目の前まで歩き寄る。
 二人の距離が限りなくゼロに近づく。
少女は小さく呟いた。
「だから、これも運命。私という星とあなたという星が惹かれ合うこと。私がコレをあなたに渡すこと。」
 志藤の手を取り、何かの紙切れを握らせる。
「それじゃぁ、『また後で』」
少女はそのまま志藤とすれ違い、教会を出て行く。
志藤の手に握られた紙には、小さく3桁の数字が書かれていた。

---to be continued---

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falseislandというゲームがあるんですよ
友人とやってるんですがね。
まぁまったり進行なので、何かを犠牲にすることなくゲームが出来るとゆー(何
で、それ用に描いた絵をなんとなく貼ってみるテス

まぁ
なんていうか
改めて見ると下手デスネー

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